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HIROYUKI NISHIMURA & ZOUGEI

会場:世代工房/象鯨彫刻家具ショールーム

時間:11:00-17:00

※会期前後1週間、予約制で来場可能です。

 

 

彫刻と彫刻家具

象鯨彫刻家具を主宰しています。

いつから彫刻家具と呼ぶ事にしたのか?

きっかけは幾つかあります。

作家の柚木沙弥郎さんが、僕の彫刻にメキシコの陶器の人形を飾って、落ちて、割れて。

飾るのに使いたいなら、もう少し水平に作ります!と

かなり棚っぽい作品を作り購入して頂きました。

或いは、制作してると道行く人が、「これ何?」「何に使うの?」と声を掛けて来ます。

美術館に並ぶと、「彫刻」と言う認識をして貰えるのですが、

山の野原で制作してるのを見ると「これ何?」と思うのでしょう?

芸術作品を美術館だけの物では無く、

もっと身近に絵画や彫刻を置いたり買ったり出来ないものか?

と思い巡らし、買いやすい形態、買いやすい価格で彫刻を提供する方法に至りました。

元々棚になりそうな作品であったのも大きな要因です。

昨年、鹿島彫刻コンクールにて金賞になった作品タイトルは正に「彫刻家具/みんなの本棚」でした。

僕にとって、彫刻でも彫刻家具でもどちらでもいいのです。

僕は、自分の欲しい物、必要な物を作ってるだけの、言わば日曜大工のようなものです。

ですから、流行りや他人の目線は気になりません。

気に入って貰えば買って下さい。良いと思えば一票入れて下さい。

今、世界でどんな美術作品が主流なのか?僕にはどうでも良い事です。

ただ、僕が格好いい、と思ったものは多分多くの人達も同じように格好いい、

と共感してくれるのだと思っています。

持ち物や生活スタイルにも気を使っています。ここが維持できなくなると、

作品の質も維持できなくなると思っています。

あと暫くは、頑張らせて下さい。と天に願うのです。

今回の展示は、彫刻をメインに彫刻家具とそのグレーゾーンを展示します。

彫刻は、約20年間の鹿島彫刻コンクールの入賞、入選作品と模型が並びます。

他人の目を気にし無いのに、何故、鹿島彫刻コンクールに出すのか?

そうです、ある意味誰よりも気にしています。僕は小さい頃から勝ちたい、と言う思いが常に強くありました。

ただ自分を曲げて勝ちたいとは思いません。通用しない武器で勝ちたいのです。

邪道が王道になれば面白いと思います。

僕は大学では染織科でした。いわゆる彫刻の術を知りません。

道具も材料も発表も全て手探りでした。チェーンソーなど殆どが山のおっちゃんからの知識です。

巨石文化が世界中で同じ頃に興った様に、我々人間の個性に、

大きな違いは無く同じ様なことを考えます。

それ故に、微差の為に個性を磨く必要があると思います。

その為には、習ってはいけないいし、同じ道具や材料を使ってもいけない、と思います。

野趣溢れる拙い技術、似て非なるものを彫刻と彫刻家具に感じて頂きたいと思います。

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